6000m以上ある山
降り立ったのはそのてっぺんしか見えないような場所
空に一番近い首都
この街の空の色は、一番元気の出る青色でした。
下を向いて、列になって歩いて登校するボリビアの小学生たち
どこか見慣れた風景
俺もそうやって下見ながら、
石ころ蹴飛ばしながら、
学校に通ったなー。
標高3500m以上
寒そうに毛布にくるまって
丸くなってびくともせず
立ち止まることのない通行人の足を見つめながら
全くって言っていいほど売れない飲み物やお菓子を横に
来る日も来る日も座り続けている
インディヘナのおばさんたちで埋め尽くされる
ボリビアの首都ラパスの中心部の路上。
なにを考えて、
どういう思いで、毎日座り続けているのだろう
すぐ隣で毎日同じものを売ってる、同じ境遇の人たちと一言もかわすことなく
大好きな牛タンを注文
そのまんまの形の牛の舌15枚ほど登場
俺は牛15匹の舌だけを食べるのか
無理だよ
塩水が干上がって出来た世界最大の塩湖
ウユニ塩湖
どんなに耳を澄ましても
何も聞こえてこない
全くの"無音"
何かその"無音"に包まれてる感じ
景色の色のように頭の中は真っ白
何かを考えようとしても何も考えられない
感動もしない
ただただ、"無音"の空気に包まれていることしか感じることがない
もしかして、天国ってこういうところなのか・・・
8人乗りのランドクルーザーで
塩湖の上をひた走る
走っても走っても変わらぬ景色
地図のない旅は楽しいが
道のない旅はこわいよ
塩湖の真ん中に唯一ある、全部塩で出来たホテル
水も出ない
電気もない
ヒーターもない
もちろんシャワーも
あるのはリャマの毛皮の布団と
360度真っ白な湖と真っ青な空だけ
夕日、朝日、そしてマイナス20度の中、地平線までぎっしり詰まった
無数の星たち
ここも同じ、あの地球なのか・・・
標高4000mでのフットサル
はーはーはーはー
酸素の重要さが身にしみた
チリ人の親友3人組
イングランド人とスペイン人のカップル
俺
ドライバーを含めた8人での
ウユニ高原3泊4日ロードトリップ
高い標高
ゼロを下回る気温
ずっとあびられないシャワー
口にあわない食べ物
ぎゅうぎゅうの車内
ガタゴトボロボロの車で
砂漠を駆け抜け、山をいくつも乗り越え、橋のない川を強引に横断し、
道なき道を進み続ける
過酷な旅
偶然にもみな22歳の大学生
今までの旅について語り合い、
これからの旅についての情報提供をし合い、
時にはバカ騒ぎし、
時にはそれぞれの専攻について熱く討論し、
誰かが具合悪くなったらみんなで励まし合い、支え合い、
薬や服を与え合ったり、
時にはサッカーではげしくやり合ったり
過酷な旅の中に見た
3人の友情愛
2人の恋人愛
無償の愛
これを与え合う人がいるだけで
どんなにきつい旅、貧乏な旅、そして人生も
乗り越えていけるか
誰も一人では生きてけない
それが家族であろうと、友達であろうと、恋人であろうと、
最後に勝つのは、最後に残るのは、
人の温もりなんだな
一日一回、ほぼ毎日来てくれる、ほんの数分の楽しみと癒し
水道管も通ってなければ
電線も届いていない
ウユニ高原内の小さな集落。
川で洗濯するおばさん
ここは平和だ。
富士山の山頂よりも高いとこにある
インカ文明が始まったとされる伝説の湖
ティティカカ湖上の島
日の出とともに人も馬も働きだす。
静寂の中、馬の足音だけが響く。
パコパコパコパコ
段々畑での農作業
すれ違うたびに、みんながみんなにあいさつ
俺にもあいさつ
俺もあいさつ
"ブエノスディアス"(おはよう)
そこには何千年も前から独自の暮らしを守る人たちのなつかしい姿があった
まさに理想郷だ
いつまでもこの島を守り続けてね
ボリビアとペルーの国境
ただのアーチ一本
かなりの物価の違い
生活水準の違い
だから、、なんでだろう
国境線って、、、
変なの
島自体、全部わらで出来て浮いてるティティカカ湖上の手作りの島
家も学校も教会も、移動手段である船も、
ぜーんぶわらだけで。
おばあちゃんちがこんなんだったらなー
電気は太陽光発電で。
彼らよりお金を持ってる俺らこそ
そういうのどんどん導入していくべきじゃないの。
最終的に電気もお金も節約できるんだし。
なんか恥ずかしいよ
ティティカカ湖の上で
それぞれ思いを馳せる世界中からのバックパッカー
空からくるもの
湖上からくるもの
そこに住む人々からくるもの
音・色・匂い
その雰囲気
全ての一つ一つに不思議な重みを感じる。
文明が始まった場所
その底知れぬパワーを、魔法を、
ただただ、受け止めて感じていたい
アマンタニ島でのホームステイ
ホストファミリーとの対面に心臓バクバク
ここは自給自足の物々交換の世界
人口約4000人もいながら
警察はいない
「盗まない、だまさない、なまけない」
インカ時代の教えのもと、あつい信頼関係の上に
成り立っているコミュニティー
世界のみんながこうだったら
どんなにいいことだろう。
そう思って止みませんでした。
いろんなタイプの人との出会いが
旅の一番の宝物
初めてかもしれない。
自分の悪いとこをちゃんと指摘してくれる
大切な友達に出会えた。
知らないうちに、心の中で自分の良いとこを信じて、納得させて、
悪いとこと向き合ったりせず
逃げてたのに気づかされた。
向き合うのが怖かったのかもしれない。
気づいただけでも俺にとっては大きな進歩。
彼に出会えたことはこの上ない幸運です。
接合材など一切使わず、大地震にも耐え、
何百年もの間びくともしないインカの石材建築で埋め尽くされる
インカ帝国の首都クスコ
すげーの言葉しかない
文明ってすげーなー
天空の街マチュピチュ遺跡と
それを見つめるリャマ
なんか夢の中で伝説を見ている感じ
もしくは、伝説を読みながら頭の中で想像している風景
なんかおかしな気分
インカ文明のすごさに、
当初抱いていた「どうやって作ったんだろう」
って疑問なんてどうでもよくなってくる
もう何も考えないほうがいいわ
俺の航空券のフライトが存在しないという
ありえないトラブルに見舞われ、航空会社に提供された
なかなかのいいホテルに泊まることに。
ここで、旅に出てから3週間目で初めてのお湯が出るシャワーを浴びる
お金を出せば贅沢が出来る
もっと出せばもっと贅沢が出来る
こんなにも違うなんて。
下限は見えても上限は見えない
お金の力ってすごいな
だからこそ、それを求め始めたら危ない気がする。
大切なもの、忘れてはいけないものを失ってしまう気がする。
最後に勝つのはお金じゃない
俺は贅沢を求める、求め続ける人間にはなりたくはない
ブラジルはリオデジャネイロ
10万人収容のマラカナンスタジアムでの
ブラジルリーグ観戦
ディフェンスラインで3本くらいパス回すだけで、
フリーの選手にパスを出さないだけで、
激しいブーイングの嵐
でも、試合に勝つとこの騒ぎよう
誰もがサッカーを愛し、誰もがサッカーに熱く、
ほとんどの人の生活の中心にサッカーがみえた。
サッカーはスポーツという次元を超えた、ブラジルの文化だった。
波打ち際で砂遊びする子供たち
ビーチバレーやサッカーバレー、ビーチサッカーなど
常に本気でやり合う若者たち
ビールを飲みながらパラソルの下で
チェスやカードゲームで盛り上がるおじさんたち
昼寝したり
本を読んだり
新聞を読んだり
音楽聴いたり
平日の昼間
観光客なんかいない小さなローカルなビーチに
リオの人々の暮らしが、素直な一面が、
そこにはあった
きみー、これ5レアル(約300円)で買わないかー?
何を?
これだよこれ!
え、ええええええええええええええええーーー・・・
朝から晩まで、
街中どこにでもあるアスファルトのフットサルコートや、
雑草の生い茂ったサッカーコートで、
自然と人が集まってきては
みな裸足でサッカー
パスなんてほっとんどしない自己中プレー
だが、ファールなしで止められることが滅多にない
驚愕のテクニックをそれぞれ持ち合わせている
いろんなとこにいって、
いろんな人たちとサッカーしてきた。
身体能力
スピード
持久力
ボールコントロール
テクニック
全てにおいて完敗だった
ブラジル
ここがサッカーの本場か
休日の朝の散歩ってけっこういいもんなんだな
海岸の木にたくさん実っている
ココ椰子の実
それをとってきて、車道において、通る車のタイヤで割らせ、
中を食べるストリートチルドレン
罵声を浴びせられ、実を投げつけられたことも。
お金持ってるやつが憎いのか
観光客が憎いのか
俺が何か悪いことしたか
どうしたらいいのかわからない
この旅最後の夜。
ホームレスやストリートチルドレンで溢れる街中の角
いつも見かけるホームレスの家族に
自分のバッグと持ってた洋服ほぼ全部をでかい袋に詰めてそっとあげにいった。
何か自分に言っているが、俺にはポルトガル語はわからない
最後に笑顔で、
"オブリガード" (ありがとう)
通るたびに見てきた彼らの表情はいつも険しかった
初めて見れた彼らの笑顔
それで俺は十分だった
よし、明日帰ろう
人から思いやられるには、人を思いやること
人から好かれるには、人を好むこと
人から尊敬されるには、人を尊敬すること
そして、
自分が幸せになるためには、人を幸せにすること
"無償の愛"
君たちの笑顔が俺に笑顔をくれたんだよ
ありがとう
いろんなとこに行って
いろんなものを見て
いろんなものを食べて
いろんなことに感動して
でも、結局最後に強く心に残るのはこういうこと
だから旅はやめられないし、俺の人生に必要なもの
旅はつづく・・・
まだ見ぬ世界、自分、この地球星のどこかを求めて。